■大阪市内ブロック予選 組合せ表〜試合結果
〈大阪生野リトルシニア〉:第3代表決定
2月21日の住之江シニア戦から始まって3月20日の敗者復活、第3代表決定戦天王寺シニア戦までのトーナメント組合せ・試合結果です。
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■大阪市内ブロック予選 組合せ表〜試合結果
〈大阪生野リトルシニア〉:第3代表決定
2月21日の住之江シニア戦から始まって3月20日の敗者復活、第3代表決定戦天王寺シニア戦までのトーナメント組合せ・試合結果です。
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試合日:2009年 3月20日(金)祝日 球場:寝屋川公園野球場
大阪生野 1 0 0 1 0 1 0 3
天王寺 0 0 0 0 1 0 0 1
投手 原田 捕手 丸田
【三塁打】坂根 【二塁打】中村
■市内ブロック表彰選手
【優秀選手】原田 涼平 【ベストナイン】坂根 康寛(ショート)
第3代表決定!エース原田が11奪三振の好投!野手もここ一番の好プレー!選手全員で勝ち取った本戦進出!前夜の雨も、早起きも、グランド整備も、、、何もかも忘れました!さあ次は4月12日、いざ出陣!
前日は雨、本日の天気予報では昼から予報でしたが、朝起きると前日からの雨が降りっぱなし。球場に到着した時点では雨は止んでいましたが、グランドは潤い十分、水たまり満載。午前9時の第一試合がグランド整備などで、始まったのが午後12時35分でした。この3時間半あまりの待機時間、両チームのモチベーションが気になるところでしたが、フタを開ければ大熱戦!その試合、ご覧下さい。
1回表、先攻は大阪生野。トップバッターは前試合大活躍のショート坂根。まずは、その坂根、先制の口火を切ります。なんと!先のサヨナラヒットのビデオを見るような見事な打球!ライトオーバーのスリーベースヒット!今日はお父さんも見てました。続く2番は生野のセカンド佐原。佐原はしっかり四球を選び無死1、3塁。ここで、早くも天王寺の投手交代。そして、続く3番ピッチャー原田が打席に入ります。その原田の打球はセカンドゴロ!佐原が2塁ホースアウトの間に坂根がホームイン。まず生野1点先制!なお、1死1塁です。4番キャッチャー主将の丸田にバックネット裏は期待します。しかし、ここは惜しくも三振。2死1塁に。そして5番センター富山が右打席に入ります。その富山、やりました!ライト前にクリーンヒット!2死ながら1、2塁とチャンス拡大ですが、6番ファースト中村がセンターフライに倒れ1点止まり。それでも、なんとか貴重な先制点をもぎ取りました。
1回裏、天王寺シニアの攻撃を迎え撃つのは、エース原田。徐々に安定したピッチングを見せてくれるエースにバックネット裏も期待します。その立ち上がり、先頭打者をアンラッキーなセカンド内野安打で出しますが、2番を三振!さらに3番打者で6ー4ー3、坂根から佐原、そして1塁中村へ注文通りのダブルプレーをゲット!初回を見事に三者凡退で切り抜けます。
2回表、先頭のレフト花房がライト前ヒットで出塁、2番ライト植村が追い込まれながら投手前に送りバントを決め、1死2塁。しかし、9番サード高田はショートフライに倒れます。1番に返って2回目の打席に坂根が芯で打球をとらえますが、惜しくもサードライナーに倒れ、この回は無得点。
2回裏、天王寺の先頭打者は4番バッターから。しかし、原田は4番をセカンドゴロ、5番を三振、6番は四球で出しますが、7番打者も見事に三振に切って取り、2回も0点に抑えます。
3回表、生野の攻撃も、2番佐原、3番原田、4番丸田と三者凡退。天王寺の投手も好調です。
3回裏、一方、原田も気合い満点。この回、先頭打者に2塁打を浴びますが、その後はボールを低めに集める見事なピッチング!後続を三振、ライトフライ、三振と危なげないピッチングでゲームを作ります。ここへ来て、1試合ごとに原田は伸びてきています。
4回表、ここらで生野は追加点が欲しいところ。先頭打者の富山は四球を選んで無死1塁。続く打席には6番中村が入ります。素材は一級品、この大会で調子を上げてきた中村に注目です。初球から思い切りのいいスイングで攻めの気持ちが見えてきます。そして、ドンピシャで中村のバットが捉えた打球は一直線にレフトへ。あっという間にレフト頭上を越えてワンバウンドでフェンスへ!中村はスタンディングダブル、会心の2塁打を放ちガッツポーズ!待望の追加点を奪います!さらに無死2塁のチャンスでしたが、後続が凡退。この回も最小1点にとどまりましたが、中村の一打で生野2ー0天王寺とリードを広げました。
4回裏、試合も中盤に入りリズム良く相手の攻撃を抑えていきたいところ。この回からライトには植村に代わり松崎が入ります。天王寺は3番打者から。ここで原田は先頭打者を四球で歩かせます。続く打席には天王寺の4番バッター。ここでも原田は奮闘!真っ向勝負で4番を三振!続く5番の打球はライトに、代わったばかりの松崎が判断良く好捕!これでツーアウト!6番は失策で出塁し、ピンチが広がりましたが、ここも原田は7番打者を三振に切って取り0点に。4回を終わって2点リードをキープです。
5回表、生野は打順良く1番の坂根から。ここで坂根は相手ショートのエラーで出塁。無死1塁のチャンスに、2番佐原は投手前に確実に送りバント。3番原田がショートゴロの間に坂根がスタート判断良く三進。2死ながらもランナー3塁、生野もチャンスに4番バッターが打席に入ります。しかし主将丸田はライトへのファウルフライで追加点ならず。
5回裏、この回、野球の怖さを見せつけられる事になります。天王寺の攻撃は8番打者から。5回に入っても原田好調!8番を三振、続く9番も連続で今日9個目の奪三振、テンポ良くツアーアウト。打順は1番に返り、さあ、あっさり三者凡退と思ったらそう簡単には行きません。1番がセンター前にヒットを放つとワイルドピッチで2死2塁。そして2番打者にセンターオーバーのツーベースと立て続けにヒット。これで1点を返されます。ヒットは構わない!しかし連打は試合を一気にひっくり返されます。そうです不安的中、さらに3番打者にもライト前に運ばれ3連打!2死1、3塁と大ピンチに!点差はわずかに1点、長打で逆転です。ここで天王寺は4番が打席に。原田はここでも思い切って投げるしかありません。この時、原田自ら外野の守備位置を確認、センター富山を少し下がらせます。まだ落ち着いています。それに球威も落ちていません。が、しかし!ややボールが高めに入ったその球を逃さずバッターが強振!快音を残し打球はセンターへ!、、、試合後の原田「やばかったです!一瞬終わったと思いました」ご父兄のひとりは「もう、縮み上がりました」そうです、誰もが「やられた!」と思うような大飛球がセンターを襲います。センターは富山、懸命にバック!「追いつけー!捕れー!」みんな必死です!もちろん富山が一番必死にバックします!抜ければ逆転!が、追いついた!富山ファインプレー!ああ、助かった!野手もベンチもバックネット裏も「オッシャー!よう捕った富山!」全員ガッツポーズ!
6回表、その富山が気分良く打席には入ります。そして三遊間を破る今日2本目のヒットで出塁!ここはどうしても追加点が欲しい!そして、空かさず富山が盗塁成功。続いて生野のスラッガー中村!この打席では上手く肘をたたんでライトセンター前にヒット!生野も連打でチャンスメイク!無死1、3塁です。ここで天王寺バッテリーの守備が乱れます。パスボール!欲しかった追加点がやっと入ります。これで再び2点のアドバンテージ!この1点は大きい。無死2塁の場面で、続く7番花房もライト前にクリーンヒット!花房は2試合連続マルチ安打!生野も3連打で攻めていきます。無死1、3塁のチャンスに今日初打席の松崎。松崎はショートゴロで1アウト。花房は2塁に進みますが、中村が走塁ミスで三塁憤死。2死2塁となります。そして9番の高田が打席に。ここでインコースの球を見事にライト前へ!俊足を飛ばし1塁セーフ!花房は3塁へ。2死1、3塁から高田は盗塁を決め2、3塁に。もう1点!1番の坂根に期待します。が、きわどいボールで坂根は無念の三振。この回は1点止まりですが、試合終盤に大きな追加点でした。
6回裏、再び原田は快投を見せてくれます。5番を三振、6番四球も7番をライトフライで2アウト。8番バッターに危うくセンターへ抜けるかという打球ですが、ここでセカンド佐原がボールに食らいつきショート坂根にトス!野手もしっかり守りこの回も無失点。生野3ー1天王寺で、残すはあと1回!
7回表、先頭の佐原は凡退、しかし3番原田はセンター前ヒットで出塁。追加点を狙いますが、4番の丸田が1ー6ー3の併殺打でこの回無得点!結果を求めず頑張れ丸田!
7回裏、さあ!最終回!まずは先頭打者を抑えよう!この場面で原田は9番打者を三振に取ります!「よっしゃー!ええぞ原田!」バックネット裏も今日11個目の三振を原田が奪って盛り上がります!続く1番打者をピッチャーゴロに!第3代表決定まで、あと一人!打った!ファーストへのファウルフライ!ファースト中村懸命に打球を追います!フェンスを恐れずガッチリ捕球!スリーアウト!やりました!強豪天王寺シニアさんを破って大阪生野予選突破!
午前9時試合開始予定から3時間35分遅れて午後12時35分に試合開始。試合終了は午後2時15分。1時間40分の熱闘が終わりました。関西連盟春季大会市内予選第3代表の大阪生野チームが表彰され、優秀選手に投手原田、ベストナインに遊撃手坂根が選ばれました。文句なしの活躍!両選手おめでとう!しかし、この勝利は選手全員で勝ち取った勝利。野球というスポーツは一人では出来ません。試合となるとチームメイトだけでも出来ません。相手チームも必要です。こうして、試合が出来る環境を作って頂いているリーグ、父兄、連盟関係者の皆さんへの感謝の気持ちも忘れずにいよう。そして次は本戦、今度も選手全員で頑張りましょう!
------------Reported by バックネット裏
試合日:2009年 3月15日 球場:久宝寺球場
大阪淀川 0 0 0 0 1 0 0 0 1
大阪生野 0 0 0 1 0 0 0 1x 2
投手 原田 捕手 丸田
ジャンケン勝って後攻選択!粘りに粘ってエース力投!重ねに重ねた残塁の山、、そして最後はサヨナラ激打!
雨の為、予定の試合が1日延びて本日、久宝寺球場で敗者復活2回戦が行われました。昨日とはうって変わって青空のもと、第一試合が始まります。プレイボールは8時46分、先攻は淀川シニア。試合前、生野はジャンケンで勝って後攻を選択しました。これも劇的勝利の伏線のひとつ。そして、今日まっさらのマウンドに立つ原田の力投が劇的なドラマを作ります。
1回表、毎度毎度、注目の立ち上がり、そのエース原田が先頭打者を四球で歩かせます。しかし今日は2番打者を三振!3番、4番を連続でショートゴロに打ち取ります。ショート坂根も軽快な動きで今日最初の守備機会を確実に処理し、初回リズム良く滑り出しました。
1回裏、生野の攻撃は1番ショート坂根から。左打席の坂根はこの試合、両チーム最初のヒットをセンター前に放ちます。まず、無死1塁。続く2番セカンド佐原。ここで生野はエンドラン!うまい!佐原、狙い済ましたように打球をショートへ!セカンドカバーの動きで完全に逆をつかれたショート、しかしこらえて反転、これも上手かった!ショートの好守備で佐原の打球は惜しくもショートゴロ、2塁転送で坂根がアウト。ランナーが入れ替わります。佐原は挽回の盗塁を決めますが、後続の3番ピッチャー原田がセンターフライ。4番キャッチャー主将の丸田が粘りながらも三振でこの回は無得点。
2回表、原田は見事なピッチング!5番三振、6番ショートゴロ、7番三振!あっさり三者凡退に終わらせます。
2回裏、一方の生野の攻撃もあと一本が出ません。5番センター富山が四球で出塁。富山は盗塁を決めますが、今日6番のファースト中村、7番レフト花房が連続三振で2死2塁。次は8番ライト植村が右打席。ここで、ピッチャーがボークを取られ2死三塁に。そして植村も四球で出塁、2死1、3塁のチャンスです。打席は9番サード高田。しかし、植村が盗塁失敗でスリーアウト。この回も無得点に終わりました。
3回表、4回表、守る原田は完ぺきです!3回、8番を三振、9番をショートゴロ、1番は死球ですが、キャッチャー丸田が盗塁を見事に阻止!三者凡退。ここまで前に飛んだ4つの打球は全てショート坂根へのゴロ。4回、2番をピッチャーゴロ、3番にライト前ヒットを打たれますが、4番を4ー6ー3のダブルプレー!佐原、坂根、中村の連携で2回から4回まで3イニング連続で三者凡退。原田の好投、野手の堅実な守備で4回まで打者13人、無失点です。
3回裏、そうなると注目は生野の攻撃ですが、9番高田がショートのエラーで出塁。1番坂根の送りバントで1死2塁。ここで、2番佐原はレフト前へのヒット!これが出れば佐原は好調です!3番原田がピッチャーゴロ、この間に佐原は2塁へ。2死ながら2、3塁のチャンス。しかし、4番丸田が凡退で3回が終了。初回から毎回先頭打者が出塁しますが、無得点は続きます。
4回裏、この回やっと均衡が破れます。5番富山がショートゴロでワンアウト。続く6番中村がしぶとく三遊間を破り1死1塁とチャンスを作ります。中村は2試合連続のヒット。続く7番花房もこれに続きます。花房の打球はきれいにライト前へ!1塁ランナーの中村も力走!花房の好打で1死1、3塁とチャンスが広がります。そして8番の植村、ここは投手へのゴロで1塁アウトになりますが、花房は進塁、2死ながら2、3塁。バッターボックスには9番高田が左打席に入ります。「何かするかな〜?」バックネット裏はいつも高田の打席が楽しみです。しかし、ここは強行!これがファーストへの打球で、俊足高田は1塁へ間一髪セーフ!内野安打!この間に中村がホームイン!待望の先制点が入ります。さあ、たたみかけよう!でしたが1番坂根はサードへのファウルフライで2者残塁。この回は1点止まりでした。
5回表、淀川0ー1生野、1点先取した次の回、野球では大事なイニングです。ここで、先頭打者に死球を与え、続く打者のピッチャーゴロで野選。無死1、2塁のピンチです。ここで淀川シニアは送りバント。ここは投手原田が判断良く3塁へ送球封殺!1死1、2塁。しかし、続く8番打者はショートへの内野安打、1死満塁です。ここまで好投の原田、自ら招いたピンチを必死でこらえます。バッターは9番打者。「原田〜!ラクにラクにー!」野手も原田を励まします。もちろん原田もそのつもり。ここは丁寧に、丸田のミットめがけて気持ち良く放ればいい。しかし、ここでストレートのフォアボール。1点を取られ同点。原田踏ん張れ!原田頑張れ!バックネット裏はただただマウンドの原田に声援を送るだけ!そしてピンチで迎えた1番打者をピッチャーゴロに!今度は1ー2ー3!原田から捕手丸田へ、そして1塁中村へボールを転送、併殺完成です!よっしゃ!ナイスプレー!原田良く踏ん張りました。原田はマウンド上で中村がボールをキャッチするのを見て小さくガッツポーズ!試合は振り出しに戻りましたがこの原田と野手の踏ん張りが劇的幕切れを演出します。
5回裏、取られたら取り返せ。2番佐原がショートのエラーで出塁。勝ち越しのランナーが出ます。ここで3番原田がライト前にヒット!無死1、3塁。そして4番丸田も死球で出塁。ノーアウト満塁!絶好のチャンスが出来ました。しかし、無死満塁は意外と点が入りにくい。そんなジンクスもありますが、、。まともにハマってしまいました。淀川のピッチャーも粘ります。5番富山、6番中村、7番花房、生野期待の重量打線が三連続不発。この回絶好のチャンスを逃し三者残塁。この回まで生野は9残塁です。
ここで生野の父兄の方がお一人、仕事の都合で帰られます。忙しい中、応援に来て下さっています。1対1の接戦途中で、どうなるか分からないこの試合、結末を見る事なくお気の毒です。点を取っていれば安心して帰られるのに、、。
6回表裏、は両チームとも無得点。満塁のピンチを原田は我慢のピッチング!生野は三者凡退。
7回表、ゲームは最終回に入ります。まずは0点に抑えよう。「頼むで原田」もう応援の父兄はそんな感じです。ここで原田、この男は期待に応えます。回を重ねても球威が衰えない、逆に球が走ってきた印象さえ受けます。この回は圧巻!8番、9番、1番を三者連続三振に!最終回、絶好の流れを作って打線の奮起を待ちます。
7回裏、ストレスが止まらない。2番佐原凡退のあと3番原田が自らレフト前に技ありのヒット!即座に盗塁を決めて1死2塁!1本出ればサヨナラのチャンスをお膳立てします。しかし、4番丸田、5番富山が凡退。ここまで10残塁。スコアは、淀川1ー1生野と同点のまま、延長戦へ入ります。
8回表、この回も当然のようにマウンドに原田が向かいます。先頭打者を死球で歩かせますが、後続をサードゴロ、三振、ピッチャーゴロと未だ球威衰えず。気迫の投球を見せてくれます。そして原田のこの我慢が、生野の攻撃のリズムを作りました。
8回裏、なんとか決めてくれ!バックネット裏の思いを下位打線からつなげてくれます。6番中村はセンターフライでワンアウト。今日7番の花房が右打席へ。俺がやる!そんな思いの花房がセンター前へヒット!サヨナラのランナーが出ました!8番植村は惜しくも三振。この間相手のエラーで花房は2塁へ、2死2塁!そして打席には9番高田。「何かするかなー!?」延長2死2塁、何もしません!ここも真っ向勝負!高田渾身の打球はショートへのゴロ!ああ!万事休す、、、、、。が、高田今日二つ目のエラー誘発!やっぱり高田、何かを起こしました!これで花房は3塁へ、2死1、3塁とサヨナラのチャンスは続きます!そして、左打席へは1番坂根。さあ、決めてくれ!しかし、ここで淀川シニアはタイムを取ります。間髪入れず、生野、浅田監督も坂根を呼び、そして何事かアドバイス。「あのアドバイスですごく気が楽になりました」とは試合後の坂根の弁。さあ、試合再開、「監督の一言で楽になった」その言葉通り坂根は初球を狙います!バックネット裏も声援を送る間ありません。バランスのとれた打撃フォームで、坂根渾身のひと振り!小細工なし、思い切り引っ張った打球はライトへ!「うぉー!行けー!行けー!越えろー!」打球よりライトの動きを見ながらバックネット裏は絶叫!打った坂根も「行けー!」と叫びながらすでに1塁へ疾走!ライト懸命にさがります。しかし打球はその頭上を越えて外野を転々!三塁ランナー花房が、がっつりホームイン!劇的なサヨナラヒットになりました!坂根やりました!淀川1ー2生野、敗活3回戦進出を決めました!あー疲れた、、。
この試合、守備では原田の好投、野手の好守備が光りました。攻撃においては両チームを通じて最初のヒットを打ったのも坂根、そして今日のゲームを決めた最後のヒットも坂根でした。ショート坂根、今日は好守に大活躍でした。
ところで、こんな劇的な結末を、お仕事とは言え途中で帰られ見る事ができなかった父兄の方は本当にお気の毒でした。結果はサヨナラ勝ち!ええ試合やったのに。実は、何を隠そう、その帰られたご父兄の方は、坂根君のお父さんでした
ビデオ撮ってましたかー?
-------------Reported by バックネット裏
試合日:2009年 3月7日 球場:住之江公園野球場
大阪福島 1 0 0 0 2 0 0 3
大阪生野 0 1 0 0 3 4 x 8
投手 原田 川村 捕手 丸田
【三塁打】富山 【二塁打】中村 丸田
おいおい、大丈夫か、、!? はい、大丈夫でした!試合の後半、打線がつながり3ー8で勝利!負けたら終わりの敗者復活戦、まずひとつ!
前日の雨の影響でややぬかるみのグランド。試合前父兄の皆さんの協力でスポンジ、バケツで水取り、砂入れ。内外野のグランド整備後、本日の第1試合、福島シニア対生野シニア、負けたら終わりの敗者復活戦・第3代表決定ブロックの1回戦が始まります。
1回表、先攻は福島シニア。守る生野のマウンドはもちろん原田です。彼の潜在能力は誰しも認めるところ。ピタッとハマったときには、そうそう打たれません。さて、その立ち上がり、今日の原田はコーナーへいい球が行きますが、微妙にはずれ先頭打者に四球を出します。送りバントで1死2塁。ここで3番打者を三振に取り2死2塁。しかし、続く4番打者に右中間を破られ1点献上、しかし打たれるのはOK。次の打者はショート坂根のフライに打ち取り1回表は終了。
1回裏、生野の攻撃、先頭はショート坂根。積極的に振っていきますが、サードへのファールフライ。2番セカンド佐原もショートへのフライでツーアウト。続く3番打者、ピッチャー原田が左打席へ。ここで原田はファールで粘った後、狙いを定め三遊間へしぶとくヒット!2死から1塁へ。ここで4番キャッチャー丸田、5番センター富山が連続フォアボール、2死満塁です。2死から生まれた満塁のチャンス、右打席に6番レフト花房が入ります。ここで1本!花房の意気込みが伝わってきます。しかし気負ったかピッチャーゴロ。この回あと1本が出ず無得点。1回を終わって福島1ー0生野。
2回表、エース原田がノッてきます。福島の6番、7番を連続三振!8番をピッチャーゴロに打ち取り三者凡退。このリズムがゲームの流れを引き寄せます。
2回裏、先頭打者は生野のパワーヒッター、7番ファースト中村。生野打線のキーマン中村には何かきっかけが欲しいところ。しかし、セカンドフライでワンアウト。続く8番ライト植村もライトフライで2死ランナーがありません。次打者は9番サード高田。お互い手の内を知ったチーム同士、福島シニアの内野陣も高田警戒のシフトです。ここで高田は素直にセンター前へ打ち返し2死からヒットでチャンスメイク!打順は1番に返り、左打席に坂根。坂根は四球を選び2死1〜2塁。さあ、打席には巧打者の佐原。ここは強振!打球は右中間へ!抜けるか!?ライト追いついたかに見えましたが、ボールはグローブをかすめタイムリーヒットに!序盤、佐原のひと振りで待望の1点が入り同点です!次打者の原田は凡退でチェンジですが、まずゲームを振り出しに。
3回表、4回表、も原田は好投!捕手丸田の好守、捕殺で原田のリズムを守り、2回から4回まで3イニング連続三者凡退で味方の援護を待ちます。
3回裏、一方の生野の攻撃もなかなか火が着きません。4番丸田、5番富山が凡退。2死から6番花房が死球で出塁。続いて7番中村が打席に入ります。この大会ここまでヒットが出ていない中村。彼も内心では期するものがあるはずです。ここで中村の打球はレフトへいい当たりのファール。タイミングが合ってきたぞ!バックネット裏も声援を送ります。そして次の打球、快音を残してレフトへ大飛球!飛距離は十分!「入れー!」歓声に押されてきわどい打球がオーバーフェンス!しかし、僅かにきれて線審はファール!おしい!この打席中村は三振に倒れますがこれがきっかけになるか。
4回裏、8番植村、9番高田凡退で2死。続く1番坂根がライト前にクリーンヒットで出塁!しかし、盗塁失敗でこの回も無得点。1回から4回までランナーは出るのですが、すべて2死から。これでは攻めるに攻めれず(監督さん頭痛い)、勝ち越し点が奪えません。逆に次の回、福島シニアに追加点を許し、冒頭の「おいおい、大丈夫か?」が始まります。
5回表、生野はライト植村に代わり、松崎がライトに入ります。福島シニアの攻撃も好投原田がしっかり抑えます。この回、6番打者をピッチャーゴロ、7番を三振に取り、あっさりツーアウト。しかし、この次の打者を四球で歩かせます。ここが投手心理の微妙なところ。どんなピッチャーでも試合の中で制球力の変化は必ずあります。うまく立て直せば、なんて事はないのですが、欲しいと思うと逃げていくのがストライク。この試合、一生懸命の投手原田が無意識のうちにハマったか?大会の見えないプレッシャーか、、。このあと8番打者に続き、9番、1番打者にも連続四球。2死満塁のピンチを自ら招きます。頑張れ原田!バックネット裏はこの均衡したゲームを原田の左腕に託します。ここで福島の2番打者の打球は二遊間へ!これをファースト中村がかろうじて追いつきます。が、ボールは中村のグラブを弾いて中村の前へ。慌てた中村、ボールが手に着かず1塁セーフ!均衡を破る勝ち越し点は福島シニアが奪いました。しまった!中村は「原田、ごめん」そんな仕草でボールを返します。実は中村、復活のきっかけはここでした。中村は次の回、強烈な倍返し打を放ちます。さて、この回さらにワイルドピッチ(捕逸?)で2失点。5回表を終わって、福島3ー1生野。おいおい!大丈夫か?となりました。
5回裏、先頭の佐原が四球を選びます。そうです、この試合初めて無死からランナーを出します。3番原田の投ゴロでランナー入れ替わり。1死1塁で打席はキャプテン丸田。ここで丸田はライト前にクリーンヒット!主将の一打が生野打線の導火線に火をつけます!1死1〜3塁のチャンスに打席は富山。ここで富山はフルスイング!つまった?しかし、その打球がなんとライト頭上を越える長打!原田に続き1塁ランナー丸田も懸命の走塁、長駆ホームイン!打った富山も3塁へ!この大会二本目の三塁打!富山のフルスイングが2点を叩き出し、再び同点に追いつきます。さあこれから!ここで6番花房の打球はショートへのゴロ!三塁走者富山が本塁突入!しかしタッチアウト。なかなかこの試合、リードを奪えません。続いて右打席に中村が入ります。ここはなんとか先ほどのプレーを取り戻したい、原田を楽にしたい。そんな気持ちが丸田の着けた導火線を爆発へと導きます!前の打席からタイミングが合ってきた中村の打球はまさに、快音とともに弾丸ライナーでレフトへ!よっしゃー!バックネット裏は大歓声!打球はレフト頭上を越えて、なんとフェンス直撃!1塁走者花房が還り逆転!中村の強烈な2塁打でやっと勝ち越し!中村は2塁ベース上でガッツポーズです!この回を終わり福島3ー4生野、中村覚醒です!
6回表、こうなるとマウンドの原田、気合いが入ります!わずか1点のリードを背負って踏ん張り、この回は三者凡退で切り抜けます。残すは1イニング。
6回裏、ここで、さらに生野打線に勢いが出てきます。9番高田が四球で出塁。そして高田が盗塁成功!と思ったら1番坂根が死球の判定。これで無死1〜2塁。続く2番佐原が最高の送りバントで自らも1塁に生きて無死満塁。3番原田は期待通りにセンターへのフライで三塁走者高田がタッチアップ!1点追加でリードを広げます。そして4番主将の丸田!打球はライトへ!芯でとらえた打球はライトオーバー、ツーベースヒットに!2者生還でこの回3点追加!そして5番富山今日2本目のヒットがセンター前へ、6回から守備に着いた6番八木場もこの大会初ヒットをセンター前に運び、さらに1点追加。リードを5点に広げイケイケです。続く7番中村は凡退。ここで、8番代打に亀岡。亀岡もこの大会初打席。試合後「足がぷるぷる緊張しました」という亀岡もここはじっくり四球を選んで(打てばいいのに)次へつなぎ、2死ながら満塁とチャンスを広げます。打者一巡、この回2度目の打席に高田が入りますが、ここは凡退でスリーアウト。しかしこの回4点を追加して福島3ー8生野、5点のリードで最終回を迎えます。
7回表、福島シニアの攻撃は8番打者から。この打者を原田は今日7個目の三振でまずワンアウト。しかし、続く打者に死球を与えたところでマウンドを2番手川村に譲ります。そしてこの試合の締めくくりは、川村が1番打者をピッチャーゴロ、2番打者をレフトフライにきっちり打ち取り試合終了!敗者復活戦の1試合目をクリアしました。
春季大会、本戦出場まであと二つ。一発勝負のトーナメント、最後は選手の気持ちが大事!状態は決して悪くない。次は誰のワンプレーがチームの気持ちに火をつけるか?ここはひとつ、じっくり見ながら応援してみたい!見せろ生野魂!
-----------Reported by バックネット裏
■春季大会大阪市内予選 2回戦 対西成シニア戦 9ー1完敗!
試合日:2009年 3月1日 球場:南港中央野球場
西成シニア 0 0 4 0 2 1 2 9
生野シニア 0 1 0 0 0 0 0 1
投手 原田 川村 捕手 丸田
【安打】丸田 植村 高田 坂根
先制は生野。序盤がっぷり四つから徐々に西成シニアのエンジンがかかり逆転大敗。しかし、そのセルモーターを回したのは生野でした。
春を思わせる陽気、先週に続き南港中央野球場で市内ブロック予選2回戦、生野シニア対西成シニア戦が本日の第二試合で行われました。
この試合、生野打線は4安打。2回裏に、四球で出た5番富山を6番花房が送り、2死から8番植村のレフト前ヒットで奪った1点。得点はこの1点のみでした。
「今度こそ」の思いで挑んだこの試合、しかし結果は大敗でした。「今度こそ」と思っていたのはバックネット裏だけだったのでしょうか、、。もちろんそんな事はありません。選手たちも「勝つぞ!」という意気込を持って試合に挑んだはずです。ただ、現実は先に記したスコア通り。確かに生野の選手たちのレベルは上がってきています。が、当然他チームのレベルも上がっています。つまり競争であり、そして大会は勝負です。少なくとも勝負では「頑張ってる」「努力している」だけでは結果はついて来ない。その厳しい現実を目の当たりにしました。「勝つ」為には何が必要か?何が足らないか?何を修正すべきか?選手全員がもう一度見つめ直して頑張ってみよう。今日の2時間ジャストの試合を糧にして!
--------------Reported by バックネット裏