大阪市内ブロック予選 1回戦突破!
試合日:2008年 9月14日 球場:宝塚ビーコン球場
大阪生野 3 0 0 0 5 0 0 8
大阪平野 1 0 0 0 1 0 0 2
投手 原田 川村 捕手 花房
三塁打 丸田 花房 二塁打 原田
2年生(6期生)による新チーム初の大会が始まりました。まずは平野シニアと対戦。序盤の攻撃と終盤の打線爆発で新チームの大会初勝利を飾りました!
さて本日の第三試合、残暑厳しい9月の日曜日午後1時20分にプレイボール。
先攻大阪生野のトップバッターはショート坂根。6期生新チームの記念すべき公式第1戦。その最初のバッターボックスに入ります。きっと緊張している事でしょう。
その坂根、第1打席は背中へのデッドボール。大丈夫か?しかし元気良く1塁へ走ります。まずノーアウトのランナーが出ました。続く2番左打席はセカンド佐原。ここは送るか強行か?生野シニアはここで坂根に盗塁の指示。これを見事に決め無死2塁とチャンスを広げます。そして佐原、アウトコースの球をうまくレフトへ弾き返し無死1、3塁とさらにチャンスを広げます。間髪入れず佐原も盗塁、無死2、3塁に。
そしてこのとき3番の打席に入っているのはピッチャー原田。このチャンスに原田がレフトへのクリーンヒット。3塁走者坂根に続き2塁から佐原も判断良くホームイン。この間に原田は2塁へ進みます。まずはこの原田の巧打で2点を先制します。
さらに無死2塁のチャンスに4人目の左打席に主将丸田が入ります。その丸田はショートへのゴロ、1塁はアウトになりますがその間に原田が3塁へ進み1アウト3塁に。続くバッターは5番キャッチャー花房。腰の痛みを堪えつつ今日の試合に挑んだ花房、しかしやるときはヤル!フルスイングの打球はライトへ。ライトが落下点まで追いつきますがタッチアップには十分な飛距離。俊足の原田が難なくホームインし、花房の犠牲フライで3点目を追加。6番センター白濱はセカンドフライに倒れますが、初回の大阪生野は幸先良く3点を先制しました。
さて、注目の1回裏、生野のマウンドには原田が上がります。昨年の秋季大会予選から出場経験のある原田ですが、さすがに緊張の面持ち。(の様に見えました)ボールを低めに集め、緩急をつける最近の原田の持ち味を出せるか、バックネット裏は原田の立ち上がりに注目です。
その先頭バッターに対し多少力みも見られましたがまずはサードゴロ。しかし当たりが弱くサード植村懸命にダッシュし一塁へ送球するも間一髪セーフ。(アウトや思たけどなぁ)タイミングが外された打球でしたが普段の植村なら難なく処理する打球。が、これも緊張からかわずかの差で無死1塁になります。ここで、送りバントを原田が落ち着いて処理し、1アウト2塁。しかし、得点圏にランナーを背負いさすがに原田も気負ったか、3番打者にデッドボール、4番打者に四球を与え1死満塁のピンチを迎えます。しかし、ここは原田が堪えます。内野ゴロの間に1点を献上しますが、後続をピッチャーゴロに打ち取り初回は最小1点に抑えます。まずまずの立ち上がりで2回表生野の攻撃を迎えます。
2回表、生野の先頭打者はマルチプレイヤー、7番ライト松崎が右バッターボックスに入ります。が、松崎はライトフライに倒れまずワンアウト。続く打席には8番レフト亀岡。「さあ来い」と気合いを入れて右打席に入りフルカウントまで粘りましたが打球はショートゴロ。しかしショートがこれをファンブルし無死1塁になります。そして9番植村の打球もショートへ、これまたショートのエラーで無死1、2塁。労せずチャンスが転がり込みます。しかし、ここで1番坂根は送りバントの構えですが、1球見送ったときに思わず飛び出した2塁走者亀岡が牽制アウト。緊張からか気持ちが先走り追加点のチャンスに痛いミス。その後、坂根もファーストゴロに倒れ、結局この回は無得点に終わります。これも経験、次は落ちついてチャンスをモノにしよう。
その後、原田もリズム良く投げ込み2回裏を三者凡退、それ以降平野打線を抑え込みます。生野3回表の攻撃も原田今日2本目のヒットをライト前に放ちますが後続が続かず4回まで生野3-1平野のこう着状態が続きます。
ここらで追加点の欲しい生野シニア、バックネット裏父兄も2点のリードではやきもきしだします。そして5回表、やっと生野打線がつながります。まずはこの回先頭打者の植村が死球で出塁。続く坂根がサードのエラーで出塁。無死1、2塁のチャンスを掴みます。2番佐原はセンターフライに倒れますが、続く3番原田が今日3本目のヒットをセンターオーバーに!植村が還り待望の追加点で4ー1とリードを広げます。原田は猛打賞。
さあ行け!父兄の声援をバックに4番丸田が左打席に。一気に追加点を!気合いの打球はセンターオーバー!3塁打!もちろん坂根、原田がホームへ還りこの回3点目。これで5番花房も燃えます。なんと左中間へ豪快に連続の3塁打!。3連続長打でこの回4点目。ここで一気にたたみかけます。生野は代打中村を左打席に送ります。そして中村は期待通り1、2塁間を破り貴重な追加点を叩き出します。この回打者8人で5点を追加し、生野8ー1平野と大きくリードします。バックネット裏はほっと一息です。
5回裏、ここで生野シニアはシフト変更。ピッチャー原田に代わり技巧派川村。セカンドに俊足巧打の高田が入り、佐原がサードへ。3回からレフトに入った水島に代わり平川が入ります。
ピッチャー川村も大会初登板。ここで大会の雰囲気に慣れて欲しいところ。先頭打者を三振に切って取りますが、後続に打ち取った打球がヒットになる不運もあり1点献上。コールド勝ちは逃しましたが、6回は持ち味の制球力と切れのいい変化球で三者凡退。生野シニアも初打席の選手たち水島、平川、高田が緊張しつつも目一杯打席で奮闘しました。さらに代走の高山、センターの守備についた八木場も各場面で役目を果たしました。
最終回、生野8ー2平野と6点リードのまま、最後の打者も川村が見事に三振に切って取りゲームセット!チーム待望の1回戦突破を決めました。終わってみれば余裕の勝利でしたが決して気を緩めず、今日の緊張感をいい形で持続して2回戦西成シニアさんともいい試合をして欲しい。そう期待しています。まずは1勝おめでとう!
Reported by バックネット裏