全日本選手権関西大会を終えて、3年生(7期生)15名に「大会が終わって素直な感想を聞かせて」とお願いし、全員に書いてもらいました。
◆主将:寺中裕紀(背番号6)
「選手権での新居浜シニアとの試合では、僕はケガで出れない事が分かっていたから、あまり緊張しなかったけど、グラウンドに着いて、みんなの顔を見たら、だいぶ緊張していたのが分かったので何故か僕も緊張してしまいました。試合は初回から相手チームのペースで流れていきました。僕は本当に悔しかったです。みんなが頑張ってグラウンドでやっている中、僕はベンチから声をかける事しか出来なかったからです。この試合で僕は、凄く恵まれている事に気付きました。出れないと思っていたのに、代打に送ってくれた監督。その打席を全力で応援してくれた父兄の方。本当に僕はこの生野シニアで野球が出来て良かったと思います。結果は負けてしまったけど、みんな精一杯やったと思います。去年までならこれで一区切りついていましたが、今年は運良くまだ先に繋がる大会があったので、それに向けて全力で頑張りたいです。まだこの生野シニアで浅田監督といつも僕について来てくれた選手達と野球が出来る事を感謝して、これから後の大会に向けて努力し頑張って行きたいと思います。」
◆副主将:綿谷裕生(背番号1)
「僕がこの選手権で悔しかったことがいくつかあります。それは、試合では立ち上がりが悪くて野手のリズムが崩れたことです。バッティングでは3打席中2回打ち上げてしまったことです。他にも反省点がたくさんありますが、自分の欠点を見つけ出して練習を頑張ります。そしてこの大会の悔しさをバネにチーム一丸となって、心を強くして次の大会に挑みたいと思います。」
◆副主将:古池彰伍(背番号12)
「勝てるって思って油断して戦った結果、こうなったと思う。林和男旗杯の大会に勝ち進んだら、代表権がもらえるって聞いたので、頑張って勝ち進んで代表になりたい。」
◆名賀寛至(背番号2)
「僕は試合に負けた時、とても悔しかったです。自分自身もノーヒットだったし、キャッチャーとしてもダメだったので全然チームに貢献できませんでした。でも、僕はこれが自分の実力だと思うので、もっと努力して実力をつけていって、高校で一流の選手になります。」
◆井上晃輝(背番号3)
「僕は選手権では活躍できなくて、めちゃくちゃ悔しかったです。僕はケガばっかりで最後の大会で、めっちゃいい所を見せてやると思っていたけど、あまりいいとこが見せれませんでした。僕は試合の前半に交代させられて、すごく悔しかった。選手権が終わった今でも悔しいです。試合が終わって、僕は絶対泣かんと思っていたけど、むしょうに涙が出てきました。この涙もこのメンバーで最後に流す涙かと思ったら、ちょっと寂しかったです。僕は、ケガばっかりだったので、自分でもチームの役に立っていたのか分かりません。でも、このメンバーで野球が出来たことが僕の宝です。本当にいい仲間であり、良きライバルでした。みんなありがとう。それと、いつも応援してくれてた人たち、ありがとうございました。」
◆山下耕平(背番号4)
「あの試合は悔いの残る試合でした。試合が始まる前は、いつもとちがう緊張感だった。試合が始まってみんな緊張していて初回に点を取られた。チェンジになってベンチに戻ったら、まず最初に励ましてくれたのが寺中でした。寺中は肘を怪我していたので試合に出てなかった。だから寺中の分までみんなで頑張った。だけど試合は負けた。みんな自分の力を十分発揮できなかった。だけど、まだ大会はあるからみんなで一致団結して、一つでも多くの試合に勝っていきたいです。」
◆太田和樹(背番号5)
「僕は、勝たれへん相手でもなかったと思う。寺中が試合始まってすぐ負けるかもって思ってたことはわかってた。昨日の試合みたいに、みんなが一つになった状態で毎回練習とか試合とかしとったら、めちゃめちゃ強いチームになってたと思う。昨日、監督がボークとか、キャッチャーの道具のこととかで審判に必死に抗議してくれた時は、めっちゃ感動した。昨日は何か分からないけど、バッティングの調子がめっちゃ良かった。試合の結果は、今までの成果やから、それくらいの事しかやってきてなかったという事やから仕方ないと思う…。とりあえず、これからも大会まだあるし、頑張っていきたい!」
◆大塚和基(背番号7)
「昨日はみんなに勝ってほしかった。負けたって聞いたけど、そんな実感がなかった。」
◆西山泰京(背番号8)
「試合前、皆で一つになって試合にのぞみました。4点取られてしまいました。僕は二球目の変化球をセンターに打ってセンターフライでした。打球をあげてしまいました。その後も点を取ったり取られたりでした。僕は先頭で塁に出れなくてチャンスでも打てませんでした。結局僕は何も出来ませんでした。大会が終わって悔しい気持ちもあるし、皆と野球出来て嬉しい気持ちもあります。皆と最後まで野球出来てよかったです。」
◆金城脩也(背番号9)
「悔しいけど、みんながあんなに声を出して、必死に最後の最後までがんばれました。あと、最後のローカル大会だけど、勝っていい成績を残したいです。」
◆芹沢佑也(背番号10)
「試合が始まる前は、今まで厳しい練習をしてきたからかなぜか負ける気がしなかった。負けるって事が想像できなかった。試合が始まると今までの試合の中で一番ベンチの雰囲気が良くて、自然と声が出ました。でも、いきなり四点をとられてちょっとベンチの雰囲気が悪くなったと思った。どうにか自分もしようと思ったけど、どうしようもできなかった。回を追うごとに点差が離れたりちぢんだり。いつもなら『今日は負けた』と思うけど、その日は試合が終わるまで『勝てる』しか考えられませんでした。最終回、スリーアウトになった時、むっちゃ悔しくて涙が出てきました。僕たちは練習の時、監督にぼろくそ言われて練習にたえてきた。でも選手権で一度も勝てなくてむっちゃ悔しかった。今になったらもっと一生懸命練習しとけば良かったと後悔しています。選手権は終わったけど他の大会で一つでも勝って、みんなとの時間を大切にしたいです。」
◆堀部悟(背番号11)
「全日本先選手権の試合は、いつもの大会より気合いが入っていました。僕らは、この大会を目標として頑張ってきました。試合が始まる前のアップで緊張している選手もいれば、やる気満々の選手もいました。そして、待ちに待った試合が始まりました。初回から守備のミスが目立ち、早くも点を入れられました。1回の僕らの攻撃はすぐ終わってしまい、試合の流れを相手に持って行かれました。2回も1点を入れられ早くも4点も差をあけられました。攻撃はなかなか調子がでず、点差を縮めることができませんでした。ケガをして試合に出れなかったキャプテンの目には、涙が溢れていました。3回なんとか0点におさえて攻撃に移りました。山下が塁に出て1点を取り盛り上がりました。4回、金城にピッチャーが代わり、ナイスピッチングで0点におさえました。攻撃では、やっと調子がでて、2点取りました。しかし5回に2点を追加され、さらに点差を広げられました。攻撃は3人で終わってしまいました。6回に3点を入れられ、とどめをさされてしまいました。しかし綿谷が出塁し、チャンスがきました。何とか1点を入れて、更に追加点が欲しいけど、この回は1点しか入れれませんでした。最終回では、0点におさえるものの結局点は入らず、終わってしまいました。終わった瞬間涙がどっと溢れてきました。今まで目標としていた、選手権がもう終わってしまったと。キャプテンの寺中は、あふれんばかりの涙を流していました。結局、選手権は初戦敗退という結果で僕らは終わってしまいました。本当に悔しかったです。でもまだ記念大会などが残っているのでこれからは、それを目標として頑張っていきたいです。」
◆中橋弦(背番号13)
「打力・守備力ともに差があった。力不足だった。」
◆上中清嗣(背番号14)
「あの大会は3年での最後の大きな大会だったのでとても悔しかったです。僕は最後打席には立ってないけど、試合に出れただけで嬉しかったです。シニア生活で、あっけない最後だったけどいい思い出になりました。」
◆藤原拓(背番号15)
「1回戦は不戦勝。二回戦は四国No.1と言うチーム。寺中主将が怪我の中行われた。運もよく、後攻から始まって立ち上がりエース綿谷が一回に四点も入れられ、流れはいきなり相手チームのモードに。まだ諦めないと一回から気合いを入れなおして頑張った。けどヒットはなかなか繋がらず点が入りませんでした。生野に何回もミスがあり完全に新居浜ペースの中、寺中はベンチで涙を流してました。僕は何もする事が出来ませんでした。悔しさと自分への怒り。応援するしかできなかったです。三回から西正に変わりサードに出た僕は緊張の中、ノーエラで済んだものの、流れをこっちに出来ないまま、生野シニアは10対4でゲームセット!負けてしまい、思わず涙流してしまいました。悔しくて泣いてしまい、本当にこのメンバーでやりたいと思ってたけど…終わりと言う現実を受けとめる事が出来ないまま車に乗りました。支援学校でミーティングして終わり・・・。次の後輩には絶対に神宮に行って欲しいと思っています。」