■市長旗杯1回戦 対三田シニア戦は順当にクリア!ここから実力を見せてやれ!
試合日 2008年11月9日 球場:久宝寺球場
三田 0 0 0 0 0 0 0 0
生野 0 0 2 0 1 0 X 3
投手 原田 捕手 丸田
二塁打 高田 原田(1回、3回)
先の関西連盟秋期大会市内予選敗退の大阪生野。仕切り直しの今大会、ここからリスタートします。大会初日、舞洲球場で開会式のあと舞台を久宝寺球場に移し、迎えた1回戦。今年の大阪生野は夢を叶えるのか!?歴戦の先輩たちをさらにもう一歩超える為の試金石!その注目の大会、初戦はみごと完封勝利を決めました!
初回、生野シニアの背番号1番原田がマウンドに立ちます。試合後、選手の一人に聞きました。「確かに公式戦という意味では緊張しましたが、初めての大会の時と比べると皆はずっとリラックスしていたように思います」
そう言われると原田の表情にも余裕があるようにも見えましたが、午前10時30分チーフアンパイアのプレイボールがかかります。しかし、意外にも原田の立ち上がりは全体にボールがうわずります。緊張しているのか?確かに力も入るでしょう。が、実は原田は2日前に風邪?で体調を崩して万全ではない調子での先発でした。(体調管理しとけよー)
まず、先頭打者はショートへのゴロに打ち取ります、と思ったところが前日の雨で久宝寺球場はショートの付近だけまだ水が浮き上がった状態。その上ケガの坂根に変わって今日のショートは急遽佐原、佐原懸命に失速したボールに対応するも1塁は間一髪セーフ。先頭打者を出します。二番打者を三塁植村へのフライに打ち取ったあと四球で満塁のピンチを招きますが、苦戦しながらも原田は6番打者を今日二つ目の三振に切って取りなんとか初回は0点に抑えます。
さて、後攻生野の攻撃は先頭の佐原がバッターボックス。初球二球目とタイミングが合っていないのかな、と思いきや狙ってました!三遊間への技ありのヒット!こちらもノーアウトでランナーを出します。続く2番は今日セカンドで先発の高田。まず得意の送りバントを試みますが、絶妙な三塁ライン際へのボールは惜しくもファウルゾーンへ。しかし、高田は自信満々。二度目のトライは見事に三塁線に犠打成功!ワンアウト2塁とチャンスを広げます。
ここで3番原田が左バッターボックスへ。思い切ったスイングで打球は右中間へ、外野手の間に落ちるヒット!2塁走者佐原がスタートを切るも2、3塁間はぬかるみ。打球の確認もあり一瞬失速。ランナーコーチャーもそれに反応、一瞬の判断でランナーストップ。惜しくも先制点はなりませんでした。スタンドからは外野手の動きとボールの落下地点はよく分かりますが、グランドからは距離感に微妙な判断が要求されます。後続の丸田、中村は凡退しこの回は無得点。
2回表三田シニアの攻撃も投手ゴロ、四球の後キャッチャーフライ、センターフライと危なげなく原田が抑えます。
2回裏生野の攻撃は川村が凡退のあとライト水島が四球を選び1死1塁。続く8番植村も見事に送りバントを決め、2死ながらも得点圏にランナーを進めチャンスをつくります。そのチャンスに9番バッターはレフト亀岡。しかし打球は三塁正面のゴロでスリーアウト、この回も無得点に終わります。
3回から生野シニアのシフト変更。亀岡に変わりショートに守備の要、坂根がこの試合で復帰。佐原はセカンドへ、高田がサード、植村がライトへ移り、水島がレフトに入ります。そしてこの回の原田、徐々に調子を上げてきます。2番からの三田打線をピッチャーゴロ、三振、一人エラーで出しますが次打者も三振!きっちり0点に抑え、味方の反撃を待ちます。
そして3回裏生野の攻撃。ここでやっと打線がつながります!
この回先頭は、セカンドの佐原、今生野シニアで当たっているバッターの一人です。今日二打席目、案の定ショートの頭を越えるレフト前ヒットでマルチ安打!無死1塁。続く2番はサードに入った高田が左打席に入ります。ここも初回と同じくきっちり送るか!?しかし、バックネット裏はここ最近の高田の長打力も目の当たりにしています。小技、強行のどちらも期待が出来るこの男、やってくれました右中間!ツーベースヒット!先制点のこの上ないお膳立てを1、2番でつくります。ここで、新チーム以降の公式戦この時点で打率727の原田が打席に入ります。しかし、打球はセンター前への凡フライ、ところがこれがテキサスヒット(死語?)で2塁打になるところが勢いでしょうか!佐原、高田、原田!なんか名前にもつながりを感じます。このヒットで2点先制、まずはアドバンテージを取ります。さらに無死2塁のチャンスに4番丸田が登場。ここは進塁打をイメージしてのライト方向打ちを試みますが、打球は惜しくもファーストゴロ。ヒットにはなりませんでしたがランナーを3塁へ進めるチームバッティング。これで1死3塁の追加点チャンス。ここで生野屈指のパワーヒッター中村が左打席に入ります。元々右巧打者の中村、彼の真骨頂は長打もさることながら実はシュアな打撃。バックネット裏の声援も「楽に行けー」「強く振れー」「大きいのいらんぞー」「外野フライでええぞー」と支離滅裂(すいません)。その声援の中、左打席での一撃は3塁ファールフライ。さらにここで、3塁走者がアウトカウントの確認ミスで飛び出しあえなく併殺。この回は2点止まり。2点先制したもののこういう確認ミスは気になります。(声を出し続けろ!しゃべり続けろ!)
4回表、三田の攻撃もリズムに乗ってきた原田の前に三者凡退。
その裏、川村からの攻撃は川村セカンドゴロで凡退しますが、続く水島はライト前に見事なクリーンヒットを放ちます(右にも打てるやん!)。続く植村が今日二つ目の送りバントをみごとに決めバックネット裏は喝采!植村も大事な仕事をきっちりやり遂げます。続くショート坂根は背中へのデッドボール!あ、痛っ!ところが坂根は笑顔で1塁へ。2死ながら2、3塁のチャンスを作ります。ここで、打席は今日2安打の佐原でしたが、自打球で痛めた足の影響もあってこの回はセンターフライに倒れ4回裏を終わって三田0ー2生野で試合後半を迎えます。
5回表三田の攻撃も被安打2本を含む2死1、2塁のピンチを迎えますが、4番打者の打球はファースト後方のフライ。1塁手中村が背走しながらこの難しい打球を好捕!キャッチングは抜群のファインプレーを見せました!あ〜良かった〜!よう捕ったなぁ!と、バックネット裏の声でこの回0点。
そして5回裏生野シニアの攻撃は2番高田凡退の後、原田が今日も三本目のレフト前ヒット!打率は自分で計算して下さい。続く4番丸田は選球眼良く四球を選び1死1、2塁のチャンス。ここで今日はチャンスによく回ってくる中村が左打席に入ります。「たのむでー!」の声の中、中村の打球はファースト後方ライト前へ。これがうまく野手の間に落ちるテキサスリーガーズヒット!(死語か?)これも打者の執念、という事で貴重な1点をこの後半の5回に追加。後続の川村、水島はともに凡退しましたが、5回を終わって三田0ー3生野とリードを広げます。
6回の攻防も両投手しっかり踏ん張り、三田は投手の継投を駆使。生野は最後まで病み上がり原田がマウンドに立ちます。
そして最終回、7回表三田シニアの代打攻勢も先頭の9番打者と続く1番打者を共にファーストフライ、そして最後の打者を三振に切って取り、今大会1回戦を完封に抑えました。(よぉ頑張った!)
さて、続く2回戦の相手は先の関西連盟秋季大会で(雷雨コールドとは言え)引導を渡された住吉大和川シニアさんに決定しています。バックネット裏としては対戦相手に関わらず1戦1戦を自分たちの力を発揮し、集中して戦って欲しいと思っています。ですが、その平常心の中でも「リベンジするぞ根性」があったらいいなぁ〜、という期待を抱きかかえて、バックネット裏は次の試合も必死のパッチで応援するつもりです。
だから皆も必死のパッチでガンバレ!