試合日:2008年 2月24日 球場:南港中央グランド
鶴見 1 0 0 0 0 1
生野 0 0 0 7 1x 8
〈勝利投手〉小川 〈三塁打〉入佐
5回コールド勝ち!大阪市内ブロック予選決勝戦進出!
2008年度関西連盟春季大会 この時点で第二代表決定。
第37回アサヒ杯・関西連盟春季大会市内ブロック予選の決勝進出をかけて鶴見シニアさんとの試合に臨みます。
今日は朝から雪が降り、試合応援には寒い日となりましたが選手達は晴れ晴れと落ち着いた表情で試合前のアップを入念に行っていました。
南港中央グランド、午前9時プレイボール。大阪鶴見シニアさんの先攻で試合開始。守る大阪生野の先発は昨日に続きエース小川。まずは先頭バッターを三振に切って取り幸先の良いスタート。昨日の疲れは見れません。しかし、次打者を四球で歩かせたあと3番バッターにレフトオーバー2塁打を打たれ先取点を奪われます。しかしこれで目が覚めた小川、続く4番打者は三振。5番打者をピッチャーゴロに打ち取りこの回は最小点に抑えます。
そしてその裏、大阪生野の初回の攻撃、生野得意の速攻を期待しましたが、結果は三者凡退。残念ながら静かなスタートになりました。
2回表、先発小川は立ち直りを見せます。先頭打者をセカンドゴロに打ち取り、その後は2者連続三振できっちり三者凡退。それ以降0点に抑え味方の反撃を待ちます。
2回の裏、先頭打者4番小川が三遊間を破るヒットで自らチャンスメイク。5番の林が凡退の後、6番原田、7番秋山が連続四球で1アウト満塁と絶好のチャンス。ここで当たっている8番入佐に期待がかかります。しかし、入佐はここであえなく三振。2死から続く9番土岐も連続三振。鶴見シニアさんの投手も見事に踏ん張ります。しかし、この絶好のチャンスに凡退した二人がこの後に意地を見せます。
3回の裏、生野の攻撃も2死から3番森がセンター前ヒットを放ちますが、後続が続かず初回から0が並びます。そして4回の表、鶴見の攻撃が始まりますが、ここも先発小川が鶴見打線を0点に抑え、スコアは1ー0のまま4回の裏、生野の攻撃に入ります。
この回、先頭は5番の林。引きつけて打ち返した打球はセンター前へ、ノーアウト1塁。続く原田はデッドボール。この1、2塁のチャンスで次の打者は秋山。ここで抜群の送りバントを三塁側へ決めます。慌てた投手が1塁へ悪送球。2者生還し、1ー2と逆転。この間に秋山も一挙に3塁へ行きチャンスは続きます。そして打席は2回の満塁のチャンスに凡退した入佐、なんとか先ほどの挽回をしたいところ。ここで思い切り振り抜いた打球は左中間方向へ、センターの頭上を越えるタイムリー三塁打。秋山が還り点差を2点に広げます。この1発でバックネット裏は盛り上がり、生野の連続攻撃の期待が高まります。続く9番土岐が四球を選び、すぐさま盗塁を決めさらに無死2、3塁のチャンスが続きます。ここで1番キャプテン杉田が左打席へ。振り切った打球はレフト前にクリーンヒット。これで1点追加で1ー4。2番溝田が凡退で1アウト。その間に杉田は盗塁を決め三たび2、3塁のチャンス。ここで3番森はセンター前に2点タイムリーヒットで、この回6点目を頼れる3番バッターが叩き出します。その森が盗塁とエラーを見逃さない好走塁で一挙に三塁へ。さらに1死三塁の場面で4番小川がレフトへきっちりと犠牲フライ。森が還って7点目が入り、4回を終わって1ー7と大逆転。完全にゲームをひっくり返します。
続く5回表、鶴見シニアの攻撃も小川の好投とダブルプレーであっさりと三者凡退。
そして5回の裏の生野の攻撃に移ります。点差は6点。あと1点が入ればコールド勝ちです。1死からエラーで出塁の秋山を2塁において、打席は8番入佐。しかしここはピッチャーフライに打ち取られ2死2塁になります。そして2回の満塁のチャンスに三振に打ち取られた9番の土岐が打席に入ります。
なんとかここで勝負を決めてくれ。バックネット裏応援団の思いが届いたかのように土岐が放った気迫の打球はレフト前へヒット。2塁走者秋山が一気にホームへ駆け込みスコアは1ー8。土岐の見事なサヨナラヒットでコールドゲーム。この瞬間、市内ブロック予選決勝戦進出と関西大会本大会出場が決まりました。
市内ブロック予選、この大会この週末の2試合の勝利は、生野シニアひとりひとりの選手が「必ず勝つ」という気持ちを持って挑み、そしてそれが一つにまとまり大きなパワーとなって現れた試合のような気がします。この気持ちを一人も欠ける事なく決勝戦へぶつけていこう。きっと優勝できる、その力がついてきたとバックネット裏は信じています。ナイスゲームでした!
Reported by バックネット裏