試合日:2008年 2月23日 球場:久宝寺球場
生野 0 0 0 0 8 0 5 13
福島 1 0 2 0 1 0 0 4
〈勝利投手〉小川 〈三塁打〉森 〈二塁打〉溝田 原田
2008年度関西連盟春季大会 大阪市内ブロック予選開始!
大荒れの天候の中 大差で第1戦突破!
第37回アサヒ杯・関西連盟春季大会市内ブロック予選が2月17日から始まりました。そして本日23日に生野シニアが登場。本大会出場に向けて、まずは好スタート!
さて、本日の試合。結果は快勝でしたがゲーム序盤はどんよりとしたムードが生野応援席を支配します。先攻生野、初回の2番溝田会心のレフトオーバーツーベース以後、3回の森のセンター前クリーンヒット、4回原田のレフト前ラッキーなツーベースヒットと4回までわずかヒットは3本。いつもの生野の速攻が見られずスコアボードは4回まで0が並び、たこ焼き状態が続きます。
一方、後攻の福島シニアさんの攻撃。マウンド上は先発エース小川。その立ち上がり、コーナーにビシリと決まる速球があるものの、寒風の中ボールが手につかず、先頭打者を歩かせ、3番バッターにはレフト線に運ばれ1失点。続く打者は4溝田〜6森〜3入佐とゲッツーに打ち取り後続を断ちますが、3回にも2点を与え4回を終わった時点で0ー3とリードを許します。ここまで生野応援団バックネット裏としてはじわじわ追いつめられるような、いや〜な感じで試合が進んでいきました。
今日のコンディションは関東地方では春一番が観測され、ここ大阪、久宝寺球場でも曇り空の後、雨、突風、そして寒さと荒れ模様の天候の中試合が続いていきました。
そしてついに5回表、こんどは生野の攻撃の嵐が始まります。
この回先頭の9番キャッチャー土岐、打球はピッチャー横をすり抜けセンター前へ。ここから怒濤の攻撃が始まります。続く1番バッターキャプテン杉田。1,2打席凡退の怒りをここはぐっとこらえて絶妙のセーフティーバント。これが投手前見事に決まります。俊足杉田に焦った相手投手が間に合わない1塁に暴投。さらに2番溝田の進塁打で1アウト2、3塁。そして先ほど痛烈なセンター前ヒットを打っている3番森。しかしここは警戒され四球、満塁になります。そしてこのチャンスにバッターは4番小川。3回の満塁のチャンスに続いて再び満塁で打席が回って来ます。二度目の失敗は許されない。打席に立つ小川のそんな気合いが応援席にも届いてきそうです。鋭く振り抜いた打球は三遊間まっぷたつ。三塁ランナー土岐がホームイン。さらに相手のミスを突き、杉田の好走塁で2点目。この小川のヒットで生野打線に完全に火が着きました。続く林は相手のフィルダースチョイスを誘い、6番原田はレフト前に森、小川を迎え入れる逆転タイムリーヒット。さらに7番秋山が四球を選び、8番入佐がショートへのタイムリー内野安打。続く土岐が凡退でツーアウト。しかしこれでも攻撃は止まりません。1番杉田がうっぷんを晴らすレフト前2点タイムリーで思わずガッツポーズ!なんとこの回打者14人、一挙に8得点で試合の流れを完全に生野ペースに引き込みました。
6回の攻撃は7番秋山のレフト前ヒット1本に終わりますが、7回最終回の攻撃も杉田センター前猛打賞。 溝田が四球でつなぎ、3番森が痛烈に右中間を割るスリーベースヒット!2点追加。小川が死球を受けて一瞬ヒヤリ。この嫌な雰囲気を5番林はセンター前タイムリーで打ち破り、さらに追加点。最後は8番入佐がレフト前に今日2本目のヒットで2点追加し13点目。入佐、土岐が打てばこのチームは強い。
そしてこの試合、猛攻の陰に隠れますが3回の相手の攻撃を止める三塁手秋山のダイビングキャッチや5回にはキャッチャー土岐の1塁好送球から入佐の好判断で2塁走者を追いつめアウト、そこからショート強肩森の素早い送球で1塁走者をアウトに取りダブルプレーを完成させるなど好守備も光りました。
最後は投手小川が痛みをこらえながら三者凡退にきっちりと抑え完投、終わってみれば13ー4で圧勝でした。
しかしバックネット裏の応援団は心配性なので、この点差ほどは楽な気持ちで見る事が出来なかったのが正直な感想。ただ、ここ一番の集中力と爆発力は生野シニアの成長を見せてくれ、ハラハラもしましたがホッとさせてくれる試合でもありました。
まずは1勝。市内ブロック予選は始まったばかりです。まだ1勝と先は長いですが、ひとつひとつ確実に前へ進んで、夢叶うまで頑張っていきましょう。
Reported by バックネット裏