試合日:2007年 10月20日 球場:伊丹スポーツセンター野球場
生野 4 0 0 0 2 0 1 7
由良 0 6 1 0 0 3 X 10
〈三塁打〉森(1回、6回) 小川(1回) 〈二塁打〉溝田 森 原田
秋季大会第2戦。強豪由良シニアと接戦!惜しくも8強ならず。
全国大会への大きな壁。どのチームの選手たちも必死です。大阪生野シニアにとって手を伸ばせば届きそうな全国大会への出場権でしたが、あと一歩、本当にあと一歩届きませんでした。由良シニアさんに惜敗。しかし、バックネット裏は大阪生野がここでとどまるチームではないと確信しています。まだまだ野球は続きます。次の目標目指して、頑張っていきましょう!!
伊丹スポーツセンター野球場にて本日の第三試合に生野シニアは登場しました。
この試合、先攻は生野シニア。やや緊張の雰囲気の中プレイボールがかかります。トップバッターのキャプテン杉田はフォアボールで1塁へ。2番溝田が送りバント。ピッチャーからの送球がそれて無死1、2塁になり、初回からチャンスが生まれます。そして打撃好調の3番、森の登場で先取点が期待されます。出ました!レフトオーバーのタイムリースリーベースヒット!一挙2得点で生野得意の速攻が決まります。さあ勢いに乗っての4番小川。なんと小川も左中間を割る、二者連続のタイムリースリーベースヒットが飛び出しました。ここまでノーアウト、あっという間に3点先取です。続く秋山凡退のあと6番1年原田がレフト前ヒットでさらに1点追加。続く林は打ち取られますが、原田が盗塁を決め、2アウト2塁で追加点のチャンス。続くバッターは期待の8番土岐。しぶとく食らいついた打球はライト前に執念のヒット。走者原田は躊躇なく本塁突入。しかし、ライトからの好返球で惜しくも本塁タッチアウト。5点目はなりませんでしたが、初回の先取点でバックネット裏は大いに盛り上がります。
その盛り上がりの中、生野のマウンドを守るのはエース小川。全国をかけた試合に臨みます。その立ち上がり、さすがに緊張しているのか(バックネット裏からは分かりませんので想像です。)先頭打者から二者連続フォアボールでいきなりピンチを招きます。しかし、次の3番打者は見事に三振。よしっ、立ち直ったと思ったのもつかの間、四番打者にまたもフォアボール。ワンアウト満塁のピンチとなります。ここまで、何度もピンチを切り抜けた小川ですが、これが大会のプレッシャーかもしれません。しかし、ここはさすがの小川。つづく打者をショート森へのゴロに打ち取ります。打球は大阪生野自慢の二遊間、併殺網にかかり、森から溝田へのトス、そして一塁入佐へ転送。6-4-3の併殺完成で初回のピンチを投手、野手の見事な連携で切り抜けました。
2回の表、大阪生野の攻撃は9番、入佐。打撃好調を証明するようにライト前にクリーンヒット。つづく打者は1回戦大活躍のキャプテン杉田。ここで、ランナー入佐は盗塁敢行するもわずかに届かずアウト。しかし、杉田が強烈にライト前へ打球を運びチャンスをキープします。さらに俊足杉田も盗塁。しかしこれも由良の捕手の好送球にセカンドタッチアウト。この回はチャンスが広がらないまま終了しましたが、押せ押せムードは続きます。
そして2回裏、由良の攻撃。押せ押せのバックネット裏の気分とは別に、エース小川に見えない重圧がかかります。ヒット、四球、ヒットであっという間に満塁のピンチ。続く9番打者にも四球を与え、まず1点を失います。ぎりぎりのところで小川は踏ん張り1番打者を三振に取りワンアウト。しかし満塁のピンチは続きます。そして次打者の打球はレフト線に飛びます。打球はヒット。しかし、線審はレフト方向に向かい大きく両手を広げてファールのゼスチャー。距離を置いて見ていたバックネット裏は良かった、ファールだ。と思う間もなくプレーは続きます。そのままプレーは続行されこの回一挙6点を与え、形勢は逆転しました。(線審はファールって言ったのになぁ)
3回の由良シニアの攻撃にも得点を許し、大阪生野の投手は杉田に変わります。この回、杉田は由良ナインに追加点を許しませんが、4回を終わって4ー7と3点のビハインドと状況は劣勢のまま。そして5回表、大阪生野は2番、セカンド溝田からの攻撃です。とらえた打球は左中間。ノーアウトから2塁打を放ちチャンスメイク。ここで注目の3番、ショート森。打球はレフトへ。今日、4打点目のツーベースヒット。4番、小川がサードエラーで出塁のあと、5番、秋山の打球はショートへのゴロ。初回とは逆に6ー4ー3の併殺を取られます。しかし、この間に森が生還。6ー7と1点差に迫ります。続く原田が今日2安打目の2塁打を放ちますが大阪生野の攻撃もここまで。そして5回裏、由良シニアの攻撃も、2三振を奪い三者凡退と杉田が踏ん張り、あと1点を追う状況でイニングは6回に入ります。
ここで由良シニアさんも踏ん張ります。6回表の大阪生野の攻撃を0点に切り抜け、由良シニア裏の攻撃につなげます。ここまで小川のあとを、しっかり守っていたマウンド上の杉田も微妙に乱れてきます。先頭打者に四球を与え、エラーがらみでピンチが広がります。さらに、ルール解釈で一時プレー中断という普段経験のない流れの中で、満塁のピンチを6ー2ー3と併殺を取りツーアウトまでこぎ着けましたが、このあとで追加点を与えてしまいます。途中、再び小川がマウンドに立ち、得点は3点でなんとか食い止めますが、6回を終わって6ー10と4点差がついてしまいました。
最終回、この回を残すのみとなりましたが、大阪生野シニアはまだあきらめません。先頭バッターの三番ショート、森。負けたくない気持ちが、この場面で今大会なんと6本目の三塁打を打たせます。そして小川の打球で1点追加。ワンアウト走者なし。3点差が残ります。ここで代打ガッツマンの一ノ瀬が登場。見事にライト前に打球を放ちますが、ライトの好守備により惜しくも1塁でアウト。ついに最後の打者、原田の打球もレフトのグラブの中に消え、残念ながら今回の全国大会への道は閉ざされました。
・・・・・・。しかし、バックネット裏はみんなよくやったと言うほかありません。冒頭に書きましたように、今大会は終わりましたが、野球はまだまだ続きます。今日の結果を糧にして、そして次の機会にもう一度チャレンジしましょう。強いチームを追いかけて、捕まえて、最後に笑えるように!自信を持って間違いない、まだまだ大阪生野は強くなる。
Reported by バックネット裏